現在担当している業務は
診療所で診療助手をしています。業務内容は獣医師の往診に同行し診療の補助、レントゲンやエコー・内視鏡等検査の補助、診療器具の準備・洗浄・滅菌、血液検査、薬品・器材の補充や在庫管理、事務作業などがあります。
公益財団法人 軽種馬育成調教センター(BTC)を就職先として選んだ理由は
小さいころから乗馬を習い始め高校まで馬が近くにいる生活でした。大学時代は動物看護師を目指す学科に入学し、犬や猫など小動物を中心に勉強していました。就職先を探した時に馬の診療助手という求人を見つけ、これまでの自分の経験が生かせると考え応募しました。
BTCの魅力は
生産動物分野で動物看護師を採用しているところは少なく、競走馬にかかわりながら診療助手ができている今の環境は私にとってとても魅力的です。また、馬業界は早朝からの勤務で拘束時間が長いイメージがありますが、診療助手の勤務時間は9時から17時までであり、残業も少なく、有給休暇も取得しやすいことからプライベートの時間を確保することができる点も魅力だと思います。
これまでに印象深かったことは
1年目はわからないことばかりで先輩方に教えていただきながら少しずつ業務を覚えていきました。その中でレントゲン撮影のための馬の保定が難しくとても苦労しました。保定ができないと画像がブレてしまい正しい評価ができなくなってしまうので何度も練習し、徐々に安定した保定ができるようになりました。今では牧場の方に「保定うまくなったね」と言ってもらえることもあり自信がつきました。
仕事の面白さ、やりがい、大切にしていることは
馬への接し方は特に気を付けています。馬は大きい動物ですので、少し暴れただけでも周りの人や馬自身が簡単にケガをしてしまう可能性があります。診療中の馬に声をかけたり触れたりして安心させることは馬のためだけではなく、自分自身や周りの人がけがをしないためにも大切なことだと感じています。
今後の目標
診療にかかわる知識と経験を積み、馬との接し方などをさらに学んでいきたいです。また、診療がスムーズに進むように周りをよく見て先回りできるように考え、獣医師のサポートに努めたいです。そしてBTCの利用馬がレースで良い成績を収めて活躍できるように診療助手として貢献していきたいです。
就職活動中の皆さんへのメッセージ
初めは業界を絞らずに様々な説明会に行ってみると視野が広がり自分が本当にやりたいことや自分に合っている仕事が見えてくると思います。そして気になった企業へインターンシップなどで実際に足を運ぶことで、職場の雰囲気や実際の仕事内容もイメージしやすくなり、働いた後のギャップが少なくなると思います。