公益財団法人 軽種馬育成調教センター 採用情報

 


現在担当している業務は

BTC及びJRA日高育成牧場の各所施設設備の保守管理を担っています。具体的には各所施設の検針や不具合が生じた水栓等の器具修理、また修理において外注が必要になった場合の業者との日程調整などのやり取りや工事の立会い、例年及び毎月行われる水質検査や消防用設備点検等の立会いや停電といった緊急時における復旧作業などです。
水や電気といったライフラインに関わるもの全般を担うため仕事内容は多岐に渡りますが、その分知識に幅を持たせることができ、やりがいのある仕事だと感じています。


公益財団法人 軽種馬育成調教センター(BTC)を就職先として選んだ理由は

私は電気を専攻する専門学校に通っていたのですが、そこで就職先に悩んでいた際、当時の担任から紹介されたのがBTCを知るきっかけでした。以前、獣医学部にも在籍することがあった経験から、動物に興味があり尚且つ専攻中の電気にも関わることができる場として適材適所と考えたのがBTCを勧めてくれた理由でした。
私としても、動物の中でも馬をはじめとした産業動物に興味があり、また地元である北海道での就職を優先して考えていたため、嬉々として志望しました。


BTCの魅力は

北海道特有の広大な自然の中で、調教場の施設の保守管理という点で競走馬に関われるのは大きな魅力だと感じています。また研修制度も充実しており、サマーセールや牧場見学、競馬場への研修など、競馬に関わる一員であると実感することができます。


これまでに印象深かったことは

私の在籍する施設設備係は休日や祝日に一人出勤する当番制というものがあるのですが、私が入職して間もない頃、もし自分が当番の時に担ったことのない仕事などが回ってきたらどうしようと不安になったことがあります。その際、同じ担当課の上司から言われた言葉が印象的で、それは『一人でできないと思った仕事は、無理せずその日の内に解決しようとしなくても良い』ということでした。
仕事の規模によっては一人では対応できないものだったりします。それを無理して解決しようとして、余計悪化させたり最悪怪我なんてしたら本末転倒です。それ以来私は、一人で対応できないと思った仕事はまず経緯や内容を報告し複数人で対応するといったチームプレーを意識できるようになりました。


仕事の面白さ、やりがい、大切にしていることは

私が常日頃大切にしていることは、初心を忘れないということです。どんなに慣れ親しんだ仕事内容でも、まるで初めて担うかのように新鮮味を持って取り組むよう意識しています。
私がBTCに入職して初めての仕事がピストンバルブの交換だったのですが、水の止め方から交換手順まで全てメモをし、今後同じ仕事を頼まれた際に一人で対応できるよう努めたのを覚えています。初めての仕事というのは気合が入るものです。その心意気を忘れず、どんな仕事にも積極的に取り組む姿勢を維持していきたいと思っています。
そして、一生懸命取り組んだ仕事が功を奏した時、またそれにより人から感謝された時、この仕事の面白さ、やりがいを感じることができると思っています。


今後の目標

個人で対応できる仕事を増やしていくこと、また建物や器具の構造理解をより一層深めることが目標です。不具合の連絡があった場合、状況把握のため現場に赴くのですが、その際設備の構造を理解していないと不具合が発生した原因や、どのような対応を行えばいいのか分からないということになります。また、例えば水栓交換を行う場合でもまずは水を止める必要がありますが、水を止める方法や場所は施設によって異なる場合もあるため、そういった理解が求められることもあります。
私自身、入職して2年程のためまだまだ分からないことだらけです。しかし、この2年でできることはかなり増えたと自負しています。今後についても何事にも興味を持つ姿勢を忘れず、仕事内容の理解を深めていきたいと思っています。


就職活動中の皆さんへのメッセージ

社会人になるにあたって様々な不安があるとは思いますが、まずは自分の気持ちに素直になってみてください。私自身もかなり特殊な経歴持ちで、就職に関してはかなり悩んだ時期もありました。しかし、自分のやりたいことに素直に従った結果、今の自分が居ます。
また、実際に働き始めないと分からないこともありますし、そこで意外な才能が開花する可能性もあります。仕事の内容は一つに限らず多岐に渡ることもあるので、いろんなことに興味を持つことも大事だと思います。皆さんが充実した社会人生活を送れるよう、応援しております。


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