研修生のページ






平成26年10月24日(金)


馴致実習

こんにちは!北海道は寒くてもうやっていけません、、、というのは冗談ですがほんとに寒くてみんな苦しんでいます(笑)。

この時期になると私たち研修生はJRA育成馬の馴致実習が始まります。
まず、馴致というのは簡単に言うと馬をレースで走らせられるように躾けることです。
具体的に言うと、鞍をつけられるようにしたり人間の指示によって加速、減速ができるようにしたりなど、多くのことがあります。
馬は臆病なので混乱すると暴れます。これを「かぶる」というのですが、かぶるとかなり危ないです。馴致においては腹帯を締める際にかぶることが多いようです。おなかを締められ違和感を感じ混乱してかぶるそうです。

馴致実習の一番の思い出は、馬の成長が目に見えてわかることです。
昨日は嫌がってたのに、今日は大丈夫だったというのがわかるとうれしく思います。
私を担当してくださったJRA職員の方の担当馬がだいぶ気難しく手を焼いていましたが、最初は他の馬と一緒にできなかった調教もしっかりとできるようになり自分のことのように嬉しかったです。
この実習ではJRAの乗馬を使わせていただき馴致の練習をしました。調馬索をつけて馬が円をかくように走らせるトレーニングをするのですがこれが難しく、馬が楽をしようと小さい円を作ってしまったり走るのをやめてしまったりとなかなかうまくいかなかったです。
馴致実習では若馬ということで、1つ1つの事がとても丁寧でした。馬に乗るときや軽速歩のとり方などはとても参考になりました。
将来は1歳馬に乗ることになると思うので、今からしっかり意識してやっていきたいと感じました。


最後に研修も半分が終わりました。来年の1月からはJRAで2歳馬の調教に乗らせていただきます。そのときに迷惑がかからないように、また即戦力として牧場で通用できるようしっかりと研修に励みたいと思います。

はやくあったかくなってほしいなー・・・
(たいせい)


☆何も知らない馬って猛獣なんですよね、意外と。
向こうはじゃれているつもりかもしれなくても、その力がハンパじゃない!ということで、馬も人も親和的に交流できるように、馴致をします。馬からしたらいい迷惑なのかもしれませんが・・・(笑)
 何事も大切なのは信頼関係なのです。みんなにはちょっと難しいことが多かったかな?
(養成担当:Y)



乗馬を使って練習中


ロンジング風景


ドライビング作業 前髪がなんか可愛いことに・・・



平成26年10月17日(金)


教育用馬の入退厩

僕たち32期生がBTCに入講してから半年が経ち研修も折返し地点を過ぎました。
まだまだ馬の取り扱いや騎乗技術も未熟なのにあと半年しか残っていないのですが、4月には即戦力として競馬界を支えていけるように、これから今迄以上に頑張っていきたいと思います。
 
入講してから今まで、教育用馬とのいくつもの別れがありました。
入講当初に1頭退厩したことは覚えていますがどのような馬だったのかは全く覚えていません。
次にインセンティブガイという馬が退厩していきました。気性が荒く手入れも大変だった印象があります。
その後シェアリーハンター・ジュノンボーイという馬が退厩しました。シェアリーは初めの担当馬だったのですごく寂しかったです。ジュノンボーイは下唇が緩かったのを覚えています。
定年でロイヤルブリッジ・プリンセスミノブ・コーヒータイム・マンブランスの4頭が退厩して行きました。この4頭は入講当初から下手な自分たちを乗せて頑張ってくれていました。
1番最近ではヒューマという馬が退厩していきました。自分はこの馬にはとてもお世話になりました。とても寂しくもう少しいてほしかったというのが本音です。

別れもあれば出会いもありました。
ロードオブザリングというオープン馬が入厩してきた時は驚きました。テレビや競馬場で見ていた馬がBTCに来て騎乗出来るという事がとてもうれしく同時に不思議な感覚になりました。
最近ではタイセイモンスターが入厩しました。この馬は自分がBTCに入講する前、牧場にインターンシップに行った時に在厩していた馬です。まさかBTCで再会するとは思ってもいなかったのですごい運命だなと思います(笑)。あの有名なゴールドシップとはとても仲良しで調教パートナーでもあった馬に乗れるのはとても嬉しいです。まだ入厩して間もないのですぐには乗れないですがとても楽しみです。

牧場に就職するとBTCの比ではない位入退厩があります。出会いと別れも増えますがいろいろな馬に出会えることを楽しみに、悔いなく送り出せる様に今のうちにしっかりと技術を身につけたいと思います。
(たいが)


☆今年はBTC団塊世代の退厩が多くありました。
歴代の研修生達を叱咤激励してくれた馬たちがいなくなるのは寂しいものです。しかし走路騎乗も行わなくてはいけない以上、体力的に付いていけなくなってしまうのも事実です。
また、新馬も多く入厩して、これからの研修を担う若者(馬)が増え、顔ぶれがだいぶ様変わりましたが、この馬たちにも定年まで先生として頑張ってもらえるようしっかりとケアをしていきましょうね!
(養成担当:Y)



ロードオブザリング号、ちょっと怒ってます。


たまに仏の顔をします(笑) インフィニティ号


サンタンドレ号 ぶれてますが・・・


大きな大きなタイセイモンスター号


体がデカくてはみ出しましたw