研修生のページ





 

平成23430日(土)

 

育成調教技術者養成研修 第29期が開講!

 

 桜花賞では安藤勝己ジョッキーを背にしたマルセリーナがみごとな末脚で1番人気のホエールキャプチャに3/4馬身差をつけて優勝し、ディープインパクト産駒初のG1制覇をなしとげたころ、ここ北海道でも未来のG1ホースを育てるため、ホースマンの卵達の研修が始まりました。

 

 412日(火)に、BTC日高事業所において第29期育成調教技術者養成研修の開講式が行われました。

29期は男性18名、女性3名で、年齢18-29歳の総勢21名です。出身地は香川、富山、静岡など競馬場のない地域や関東・関西・東北など全国各地から集まりました。中には震災直後の仙台からも参加してくれました。父母や関係者が見守る中で開講式が行われ、伊藤理事長(杉本専務理事代読)より「厳しい訓練に耐え、初心を忘れず、一人の落伍者もなく全員がこの研修を修了し、周囲からも認められる立派なホースマンになってほしい」との式辞が述べられました。また、来賓の日高振興局 佐野産業振興部長からは「競馬界を支えるホースマンを目指して仲間と協力し支えあい、研修に励んでください。」、池田浦河町長からは、「困難には仲間や教官を信じて相談し、馬産業向上に役立つ人材となって活躍するため、がんばってください。」、JRA山野辺生産育成対策室長より、「すべての馬に将来を期待し、常に馬の状態を把握しながら馬のことを第一に考えるパートナーとしてのホースマンを目指してください。」と激励の言葉をいただきました。恒例の昼食会では、研修生一人一人が緊張しながら今後の抱負を語ってくれました。

 

RO君 一年間しっかり勉強して技術を付け、一流のホースマンになりたい。

MOさん 積極性と向上心を持って取り組み、凱旋門賞に出場できるような馬を育てたい。

YK君 一日一日を大切にして一流のホースマンになりたい。

TK君 馬に関する技術と知識を一つ一つ身に付けていきたい。

ST君 少しでも多くのことを身に付けがんばっていきたい。

KS君 ホースマンとしてだけでなく人間として成長し、一年後には胸を張って卒業したい

KM君 一つ一つを集中して取り組み、みんなと一緒に卒業したい。

SM君 しっかり勉強してG1を勝てるような馬を育てたい。

KW君 1年後にりっぱなホースマンになりたい。

WM君 いろいろなものを吸収し、中身のある1年にしたい。

TT君 人にも馬にも好かれる人間になりたい。厳しく接してほしい。

YT君 怪我をしない、何頭でも乗りこなせる技術を磨きたい。

KF君 一つ一つの課題をクリアし、一流のホースマンになりたい。

TN君 1年間一生懸命やり、立派に働けるようにがんばりたい。

AHさん これからも関西弁でバリバリがんばって行きたい。

TK君 将来ダービー馬に携われるようになりたい。

HS君 一日一日を大切にして、一年後に立派な姿を見せ、牧場のトップになりたい。

NK君 同期の仲間たちと励ましあい、競い合い、助け合ってがんばりたい。

YA君 牧場経営や厩舎経営を任せられるような人材になりたい。

YI君 馬のことを学ぶのはもちろん、人としても成長して行きたい。

MAさん 何事にも一生懸命取り組み、しっかりとした基礎を築きたい。

 

研修生はこれからそれぞれの夢に向かって邁進していきます。BTC職員も研修生の熱い気持ちに答え、きびしくやさしく指導していきます。みなさんも彼らの今後に期待するとともに応援よろしくおねがいします。

                                                 (養成担当課長)

 

 

 

 

平成23414日(木)

 

 

第28期生修了にあたって

 

平成23415() BTC育成調教技術者養成研修第28期生17名の修了式が北海道浦河で行われます。入講当初、馬の取り扱いはもちろん、作業道具(フォーク・竹ホウキなど)の使い方すら知らない若者達が、1年間の研修を経てプロとして民間育成牧場へと旅立ちます。不慣れな団体生活や冬の厳しい環境を乗り越え、今ではその生活を楽しんで過ごせるようになっています。研修で学んだ大きな財産の一つには、馬に最大限の愛情を持って接することだけでなく、他者との深い関わり合いではなかったでしょうか。何をするにも一人では多大な時間を要していました。そこで、一人ひとりが考え実践した一つに「互いに協力する」「困っている人がいないか状況を判断する」というものがあり、その姿は、尊敬・見習わなければならない点でした。牧場就労においても、他者との関わりは必ずあります。研修で培った「優しさ」をもって何事にも感謝できる人間になることを期待しています。また、競馬関係者の皆様には若輩たちを是非とも温かい目で見守り、そして厳しく指導して頂ければ幸いです。

最後に、東日本大震災における被災地復興を目指し、日本中が1日でもはやく平和な日々が来ることを切に願っています。がんばれ!日本!!

(養成担当:教育係長)

 

研修の終了を前にして希望を胸に全員集合!

 

 

 

平成23412日(火)

 

 

終わって、始まって

 

 第28期生ラストとなる今回の題材は「1年間の研修生活」です。このテーマを聞かされたとき、「研修を受けて良かった」というのが率直な感想でした。

 私がBTCで研修を受けたのは、育成の基礎・基本を学ぶ目的がありました。そして研修が進んでいく中で、いかに基本が大事か、いかに基本通り行うことが難しいかを知りました。また、研修が進めば進む程、基本の「き」の字も出来ないことを思い知らされました。ですが、それを自覚することができたのは大きなプラスと捉えています。何も知らずに働き始めていたらどうなっていたかと感じます。

 研修修了後に各研修生は様々な牧場で新生活が始まります。ようやくスタートラインに立てましたが、先程書いた様にまだまだ足りないところが多くありますので、BTCで学んだことを胸に、一人前のホースマンを目指し、一歩ずつ進んで行きたいです。

 最後に個人的な話しですが、ケガには気を付けたいです。3月初めに落馬をしました。残念なことに馬の前に落ちてしまい、馬は私の股をしっかりと踏んで走っていきました。あまりの激痛にしばらく立ちあがれませんでした。

 が、幸運なことに踏まれたのは大事なところのギリギリ下(少しかすり気味)でした。危うく強制的にオネエになるところでした(そうです、私はオトコです。)まさに不幸中の幸いでした。この仕事を長く続けていくにはケガはできるだけ避けていかないといけませんね。

 ・・・どうでもいい話ですみません。

 それでは、いよいよ第29期生のみなさんにバトンタッチです。お互い頑張りましょう!

(研修生:マサコ・デラックス)

 

マサコ・デラックスさん、一年間寮長としてお疲れさまでした。

強い馬をたくさん育てて、競馬を盛り上げてくださいね^^

(養成担当:Y

 

 

1年前は馬装も難しくて、戸惑ってましたね・・・

 

 

 

平成2347日(木)

 

 

ばんえい競馬も熱い

 

 研修も残り僅かとなった3月末、帯広競馬場で行われている『ばんえい競馬』の見学(観戦)に行ってきました。ばんえい競馬は体重1トンを超えるばん馬が、重いソリを牽き障害コースを乗り越えていくという、何とも豪快で迫力あふれる競技です。今では北海道でも十勝地方の帯広のみでの開催となり、世界で唯一なんだとか。

 そんな見所が満載のばんえい競馬ですが、実際に見るまでは情報量の少なさもあり、サラブレッドのスピード感と比べると地味な印象を持っていました。しかし、百聞は一見に如かずという諺がありますが、まさにそれでした。フィールライブですわ・・・

 今回は丁度、ばんえい記念(BG1)という、平地の競馬で言えば有馬記念(G1)にあたるレースが行われる日ということもあり、観客数も相当なものでした。そして待ちに待ったスタートを切ると、ばん馬が進むのに合わせて観客も移動。その一歩一歩に息を飲みながら、馬を応援できるのもばんえい競馬ならでは。自分の応援していた『ニシキダイジン』という馬が最後の障害を一番に越え、ハラハラしていると、もう一頭追い上げてきたのが1番人気の馬。この二頭のマッチレースに大興奮!ゴール直前の抜きつ抜かれつの歩みに歓声が上がり、果たして・・・(結果はばんえい競馬HPをどうぞ!!)

 全馬がゴールを果たすと誰からともなく拍手が起こり、会場全体がばん馬の熱い走りを讃え、何とも言えない一体感に包まれました。単なる勝ち負けを超えたものが確かにそこにありました。

 また行くしかないなぁ・・・ 

(研修生:ぎださん)

 

帯広で美味しい豚丼を食べ、ばんえい競馬を観戦。夜は珍しいモール温泉に浸かって一日の疲れを癒す・・・こんな北海道旅行はいかがでしょうか?ついでに(是非!!)浦河にもよって調教場の見学なんてどうでしょう^^

いらっしゃる方は、この時期まだ寒いので防寒対策は万全に!! 

(養成担当:Y)

 

 

人もたくさん。ばんえい競馬も熱い!!                                 リッキー君

                            (ばんえい競馬の広報活動に貢献)と一緒に!

 

帯広競馬場のアイドル、ミルキーちゃん

帯広市から「特別住民票」が交付さればんえい競馬のPRに活躍)